がらくた置き場

がらくただけど、心を込めて。

コミュ障なりの矜恃があるよ。

コミュ障にとって最も重要なことは、コミュニケーションスキルを磨く事ではなく、コミュ障であることを自認する事なんじゃないかと思った話。

 

 

僕は基本的に誰かしらにメッチャ肩入れした物言いをするから、基本的に中立ではあり得ないと思ってる。

だもんで中立気取りとか言われるとかなり困るのよね。

事象Aに対してはAさんに肩入れする
事象Bに対してはBさんに肩入れする

こういう構図を取りがちなのが誤解の元なんだろけど。

 

Aさんは事象Aについてしか興味が無い
Bさんは事象Bについてしか興味が無い

このとき、

Aさんが事象Aについて語っている所に、
Bさんが事象Bについての意見を持ち込み、
話が混乱する。

というパターンに遭遇した際に仲裁モドキの行動をするってのも、中立気取りに見える原因だろうなー。

 

どちらもお互いの観点からは正しいことを言っているのに、Bさんが否定的文言から入ってるせいで、Bさんは事象Aについて否定はしていないのに話が拗れる。

こういった不毛な現場、結構あると思うんですよね。

相手の論点を尊重しないモノ言いしてる人は、しばしばこのような衝突に陥りがち。*1

 

「相手が何の話をしているのか理解し、こちらはその話をどこまで受容しているかを明確にする」

ってのは対話する上で必須のスキルなのかもね。

オフトピック、余計な物、主題から逸れた話を差し込む際は、それらが関連項目に過ぎない事を確り認識するのが礼儀だとも思う。

 

さもなくば

「相手の意図にない行間を読み取って、相手が何の話をしているのか理解していないため、相手の話に対して自身が合意出来る点が明確にならず、故に合意形成が不可能な人」*2

になってしまう。

インターネット名物ってぐらいよく居るよね、この手合いは。

 

特に

「自分の論点でしか話をしない人」

って、

「相手に話を合わせて貰えないと対話が成立しない人」

でもある。

なまじ、相手が大人の態度を取っていると問題が表面化しない事から、自身に充分なコミュニケーションスキルがあると勘違いしている向きも多いですね。

勘違いも甚だしい。

 

僕は

「相手のコミュニケーションスキルに全幅の信頼を寄せてモノを言うコミュ障」

ですから、

「期待に反する反応でも仕方ないと思うし、期待に応えられないことを申し訳なく思う」

ってタチです。

コミュ障も自覚があれば若干マシだと思うのですよね、実際…

 

コミュ障でも凶悪なのは

「相手のコミュニケーションスキルを信頼しないため鼻持ちならない言動を取るコミュ障」

ですかね。

「期待に反する反応に相手の能力を誹り、自身が相手の期待するコミュニケーション能力の水準に応えられていないことを認識できない」*3

ってタチのコミュ障に付ける薬は無い。

 

僕はこの辺について若干マシと思って貰えていてこそ、100人チョイにフォローして頂けていると考えてるけど、今得ているフォロワーがこれ全部、僕に向いた銃口の数だとは思いたく無いなぁ…

うーむ…

 

そんなお話。

 

*1:十円玉を正面から見れば十円玉は丸いワケですが、真横から見てる人には長い四角に見えている。実際、丸いコイン投入口など滅多に無いのです。が、「十円玉は丸い」という一面的な事実に拘泥している人は丸いコイン投入口を作らせようとし始める。自論への共感のみを目的としているため、不要な観点の差し込みで相手がどれだけ困ろうが関係無い無責任な連中でもあるのですよね。

*2:いわゆる「行間より先に本文を読め」って突っ込まれてるタイプの人。書かれていない文脈について延々語り倒す内にデマ野郎と化していくわけですが、なにぶん脳内で完結されているため、本人は気付きようが無いという。対立する人に言われても難しい所ではあるので、親しい周囲の人が助けるしか無いけど、僕が実際に手を貸そうとすると高確率で関係が拗れて友達が減る。コミュ障が無茶をしてもこのザマよ。ハハッ。

*3:特に、相手に共感を求め、それに応えて貰えるのがコミュニケーション能力であると勘違いしている向きはガチで認知がバグってる。ハイハイスゴイスゴイってのを角を立てない形で示してあげると満足して帰って行くタタリ神。僕はその手合いにお帰り頂いた後にそっとミュートします。