がらくた置き場

がらくただけど、心を込めて。

ASAHIネットのV6コネクトを使って強引に接続する

朝日ネットのV6コネクトはよく見かけるV6プラスとは別物らしく、
対応ルータは2022年1月現在、本ッ当に少ない。

v6connect.net

しかし、ファームの対応が間に合ってないだけで、
実はコッソリ使えたりする模様。
もっともプロバイダもメーカーも推奨しないとの事で、
実際どえらく難儀した。

素直に対応製品を買うか、メーカーの対応を待つか方が良いよ。

 

 

対象機種

  • ゲートアドレス(AFTR)を手動で設定出来る
  • IPv6接続方法としてNDプロキシに対応している

 

本来まだ対応出来ていないルータであるBuffalo WSR-5400AX6S v1.02

これを利用して一応は接続することが出来た。

こいつ、1.5万もする癖にアダプティブQoS対応していない
正直、失敗したと思ってますわ…

 

設定する値

  • ゲートアドレス(AFTR):dslite.v6connect.net
  • MTU:1440
  • IPv6接続方法:NDプロキシを使用する
  • アドレス変換:使用する

 

AFTRはいずれ変わるかもね、とか言われてる。

MTU値はYahoo相手だと1452なんだけど、
一部のサーバはパケット分割が発生してしまうので、
この値に落ち着いた感じ。

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アドレス変換は局側でやってくれるので要らない筈なんだけど、
なんか通信が重いので自前でやった方が良さそう。

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NDプロキシの設定が出来ない機種では、
ゲートアドレスを設定しても接続出来なかった。
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PPPoEとの共存

ONU(回線終端装置)にハブを付けてルータをもう一台繋げれば、
IPv6で問題が起きがちな機器やアプリケーションを
問題無くインターネットに繋げられる。

…と思ってたんですが、ONUにハブを付けてWANポートを集合させると、
網との通信がルータ同士でカチ合って上手く通信を捌ききれなくなる模様。

ルータのパススルー機能を使った方が安定するまである。

 

接続方法については下記ブログ記事が参考になります。

dotsukareta.blogspot.com

…ここまではいいんだけど、
二重ルータではなく複数ルータ運用にすると、
機能的にカチ合いまくって設定が大変過ぎた。

ルータのIPアドレスを競合させないのは当然として、
他にもカチ合わせてはいかん設定がいくつかあります。

 

パススルーをカチ合わせてはいけない

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ハブを使ってルータを並列接続した上で、
ルータ同士をLANで繋いだ時に、
この手のパススルーを両方有効にしてるとWANがくたばる。

ネットワークループみたいになっちゃうんでしょうかね?

 

DHCPサーバの割り当て範囲をカチ合わせてはいけない

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そもそもDHCPサーバが複数走ってる状態がよろしくないんですが、
隔離ネットワークをたくさん使う上ではこうせざるを得ない…

片方のサーバは無効にしておくのが良いですね、出来れば。

 

IPv6サービスをカチ合わせてはいけない。

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IPv4だと複数の出口を用意するってのは結構あるんですが、
IPv4と違ってアドレス変換してないから、
ルータ同士がLAN側で繋がってたら結果的に
ネットワークループが出来ちゃうっぽい?

 

 

その他

ここまでやって、ようやっと

の共存が完成しました。

PPPoEパススルーを使って構成した方が
構成として楽なのは確かなんだけど、
あれはあれで一長一短あるんですよねぇ…

 

ASUSのルータがDS-liteとNDプロキシに対応したら、
もうちっと素直なネットワーク構成にしたい所ですねぇ…