黄ばんで臭い下着を着ないために最大限の努力をしています…
洗い方がテキトーだと、おじさん特有の甘ったるくて変なニオイが漂い、ちょっと汗ばむだけですぐ臭う下着と化してしまうわけですが、もはやそうなってからでは洗いきるのは不可能に近いものです…
最近は酵素入りの漂白剤が登場したことにより、これらに勝てるようになりつつあるのですが、それでも万全とは言えません。
特に半年後に時間差で出てくる加齢臭への対策が出来ていないので、お知恵のある方、お力添え頂ければ幸いです…
洗濯に必要なプロセス
弱酸性漂白剤を使った予洗い
要は酸素系の液体漂白剤を使って予洗いします。
ここで弱酸性の漂白剤を投入するのはミネラル分の沈着を緩和させる目的ですが、ここを重視するかは地域によります。
完全に軟水の地域なら漂白剤は無くても良いでしょう。
洗剤ってのは汚れを水に溶かすためのモノですので、洗剤ばっか大量に入れたところで汚れ落ちが良くなるわけではありません。
で、水が抱えて排水と一緒に持って行ける汚れの量も割合でしかないので、1回洗っただけでバッチリスッキリ! というのはまぁまぁあり得ません。
ですので、予洗いして大部分の汚れを流しておくことで、続く本洗いの浸け置き洗いで大量投入する洗剤に全力を出して頂くわけです。
アルカリ性漂白剤を使った本洗い
要は過炭酸ナトリウムをアルカリ剤に使って洗濯をします。
分量としては水10リットルに対して50~60gです。
これは酸素系漂白剤としての効果よりも、アルカリ剤としての効果を期待しての投入ですので、洗濯用漂白剤としての標準量ではなく、頑固な汚れに浸け置きする濃度で使用するのがポイントです。
アルカリ性の洗濯液にすることで、油分を石鹸に変えてしまい、またタンパク質の構造を緩めて繊維とくっ付きにくくすることが出来るのです。
ただ、油分やタンパク汚れが大量に染みこんだ洗濯物にこれらをいきなり投入しても、普通に洗えば落ちる汚れに浪費されてしまうばかりなのです。
化学的処理に頼る前に物理的な洗浄をやっておく事で、最大限に効果を出して貰おうという話。
また、近年では酵素入りのこんな商品も出てきました。
ドラム式洗濯機では通常、約20リットル程度の水量で洗い、30リットル程度の水量で濯ぎを2回という流れで洗濯しますので、この1パック120gという分量がまぁ便利なこと便利なこと…
そして、酵素入りでタンパク汚れをさらによく落としてくれる期待が持てますし、水の軟化剤も入っているため、硬水の地域でも汚れ落ちが高まります。万能かよ。
但し、界面活性剤も入っているため、洗濯洗剤の投入は控えめにしておかないと排水口から泡が吹き出しかねない点には注意。
あと、酵素は洗い残しが肌荒れに繋がったりすることもあるため、人によっては注意が必要かなと。
消毒液での浸け置き洗い
衣類から出てくる酸っぱい臭いに腐った臭い、あれらのニオイの元は菌の活動です。
その殆どは先ほどまでの洗濯で死滅してしまいますが、滅菌ではなく殺菌に過ぎませんから、結局汗ばむと臭くなっちゃうわけですね。
というわけで、生き残った菌がソレ以上増えないように、揮発性の無い消毒液成分を繊維に行き渡らせるようにします。
あまりコダワリが無いのであれば、ここは柔軟剤を規定通りに使うだけでも充分といえば充分なのですが、本洗いの洗剤濃度はだいたい特濃で、しかもアルカリに酵素にと色々ブチ込んでしまっているので、さらにすすぎを徹底する意味で結局もう1サイクル洗濯する事になるため、ついでにやってる面があります。
消毒液にはベンザルコニウム塩化物を使いましょう。
Amazonで買うと高いので、ドラッグストアで買う方が安上がりかと。
さて、これらを200倍希釈で使いたいわけですが、100ccの計量って結構めんどくさいのです。そこでレックの押して計量詰め替えボトルが凄く便利。
2回の投入で100cc。まさにこのお洗濯のためのアイテムと言っても過言では、いや、過言かもしれませんが兎に角便利です。
この逆性石鹸による消毒のタイミングを間違ってる人が結構います。
逆性石鹸の消毒効果はタンパク汚れが存在しているとタンパク質との反応で力を使い果たしてしまうことで殺菌まで手が回らないという状況に陥ったりするので、洗濯後、さらに消毒するという格好で使うものです。
特に、逆性石鹸で浸け置きした後に普通の洗濯をしようなどとすれば、逆性石鹸と石鹸が中和されて殺菌力はおろか洗浄性まで落ちてしまうため、順番は間違えないようにしましょう。
その他便利アイテム
ナノバブール
界面活性剤の効果を高めて加齢臭に効く一品。
ファインバブルの効果で界面活性剤が浸透しやすく、また流しやすくなるため、油汚れによく効くという案配です。
但し、貯水槽方式だったり、ビルの上層階であるなど、水圧が低めの環境では上手く作動しない可能性が高いです。
貯水槽式だと高圧送水による大量の溶存ガスが抜けてしまいますし、蛇口にかかる負圧による空気の取り込みが期待出来ない環境である場合、泡を生成する元となる空気が水道水中にほとんど無いのでどうにもならないのですよね…
そういう環境の差について言及しないから胡散臭いアイテムが実際効果無しってなってしまうんでホント勿体ない…
使える環境であれば実際効果はあると感じます。
使えるなら入れた方が良い感じの奴ですね。
なお、洗剤の香りが吹っ飛びやすいので、香り付けは柔軟剤頼りになります。
香りのビーズみたいな洗濯時に投入する商品は効果が激減するのでご注意を。
アカパックン
洗濯水に遊離した油汚れを回収する身代わり地蔵。
汚水で洗えば綺麗な洗濯物も当然汚くなるわけでして。
こちらは、そのような状況を軽減してくれるアイテムになります。
加齢臭は基本的に油汚れなんで、油だけが浮いて暴れてると移染しちゃうんですよねぇ…
色移り防止シート
抱き枕カバーとか色移りはご勘弁なものを洗うときに使う。
抱き枕カバーは通常、昇華転写印刷なんで色移りは起こりにくいものではあるのですが、全く無いわけではないので予防はしておくに超したことは無いのです。