がらくた置き場

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タペストリー用のアルミパイプ調達方法メモ

なんかのオマケで付いてきたタイプのタペストリーってパイプが細くて薄いから、だんだんしなって垂れてくる問題がある。プラスチックパイプをカッターで切断しても良いんでしょうけど、オマケ系のタペストリーってパイプを通す部分が細いことが多くて、どのみち歪みやすい問題がある。じゃあアルミで作っちゃえばいいんじゃない?という話。

 

 

母材の調達先

横山テクノさんが解りやすいと思う。

www.yokoyama-techno.net

 

直径の選択

パイプの直径はおおまかに、

  • オマケ系はφ11
  • しっかり系はφ13
  • 高級な奴はφ15

って傾向にあります。
このパイプ径は細すぎても太すぎてもみすぼらしいことに

長さの選択

本来の判型におおむね+2cm足すのがオススメ。つまり
  • B4横、B3縦:380mm (364+16)
  • B3横、B2縦:535mm (515+20)
  • B2横、B1縦:750mm (728+22)
  • B1横、B0縦:1050mm (1030+20)
布のサイズは微妙に安定しないもので、
寸足らずな場合は良くても、
少し大きくなってる場合が悲惨。
特に、オマケ系のタペは畳みシワが付いてるので、
アイロンかけたら幅が520mmになってしまう、
なんてことも……
あと、メロブのタオル地B1タペストリーは素で750mmあるので、
φ15 770mmにした方がええです。
 

パイプを自分で買ってきて切る場合

母材が2mの時
  • 535mm x3, 380mm x1 (mod 15mm)
  • 535mm x2, 750mm x1 (mod 180mm)
  • 750mm x2, 380mm x1 (mod 120mm)
  • 1050mm x1, 535mm x1, 380mm x1  (mod 35mm)
といった組み合わせが考えられる。また、余白を削れば
  • 735mm x2, 530mm x1
  • 740mm x2, 520mm x1
という組み合わせもある、というか、
僕は手切りするときは主にこっちですね。
 

エッジの処理

パイプリーマーとヤスリが必要。
 
数本ならこういう簡単なリーマーでOK。
押し込んでゴリゴリ削ることも出来るけど、
仕上りが汚くなるので優しく根気よくやる必要がある……
なので、本数が嵩んでくるなら電動工具の出番です。

 

パイプカッターで手切りした場合は基本的に外バリは出ないのでアウターリーマーは要らない。スポンジ研磨剤で面取りすれば充分。

 

リーマーでC面が取れれば十分なんですが、
さらなる仕上りを求めるならスポンジ研磨剤がいい。

スポンジにサンドペーパーが貼ってある奴ではなく、
研磨面の柔軟性の高い奴を持ってこないといけない。

でないと、すぐ破れて穴が空くもんで使いもんにならんです……

 

ヒモの選択

タペストリーのヒモとか、どこでも買えるようで、
いざ買おうとするとドコに置いてあるんだかわからんのよね。

 

百均とかでテキトーに探しても良いけど、
大量に欲しい場合は金剛打ちとか花結び紐とかで
あたりを付けて探すとええと思う。

 

φ13、φ15なら金剛打ちのポリエステルロープでいい。

頑丈で安くて質感も上等。φ11だと固結びしかできません。

 

φ11用だと蝶結びがパイプに突っ込めない問題が出るので手芸用品になりがち。

一般的に最初からついてる紐はこのタイプなんじゃないかな。